実装のポイント

東洋メビウスの高槻物流センターに、テス・エンジニアリング(テスホールディングス傘下)が2,290.75kWの大型太陽光発電システムを設置・所有し、オンサイトPPAモデルで電力供給する仕組みを構築した。需要家(東洋メビウス)は設備投資ゼロで年間約261万kWhの再エネを自家消費できる。2030年度に2019年比50%削減を掲げる「Eco Action Plan 2030」の達成施策として位置づけられた。

具体的な手順

ステップ1: PPA事業者・需要家の役割分担設計

  • PPA事業者(テス・エンジニアリング): 発電設備の設置・所有・維持管理・発電を全面担当
  • 需要家(東洋メビウス): 電力購入契約のみ。初期費用・維持管理費ゼロ

ステップ2: 設備仕様の確定

  • モジュール: Jinko Solar製 595W × 3,850枚(単結晶シリコン)
  • 総発電容量: 2,290.75kW
  • 設置場所: 高槻物流センター屋根上(大屋根への設置により敷地追加不要)

ステップ3: 電力供給の実施

  • 年間想定発電量: 約261万kWh
  • 発電電力は倉庫・事務所の消費電力として直接自家消費
  • 余剰電力は系統に逆潮流しない自家消費完結型

ステップ4: 効果の計測と目標への紐付け

  • GHG排出削減量: 年間約1,101t-CO₂
  • 「Eco Action Plan 2030」目標(2030年度50%削減、2019年度比)に算入

得られた結果

  • 年間約261万kWhの再生可能エネルギー電力を自家消費
  • 年間約1,101t-CO₂のGHG排出削減(東洋製罐グループ全体目標に貢献)
  • 初期投資ゼロ・長期安定電源の確保
  • 電力価格変動リスクからの保護(PPAの長期固定価格メリット)