やったこと
日本板硝子と徳山が連携し、使用済み太陽光パネルのカバーガラスをフロート板ガラスの原料として再生する「水平リサイクル」の実証実験に成功した(2026年4月3日発表)。
具体的な手順・工夫
- 素材分離(徳山担当):徳山が独自技術を用いて太陽光パネルからカバーガラスを分離・回収し、マテリアルとして使用可能な状態に精製。
- ガラス再製造(日本板硝子担当):回収・精製されたカバーガラスを原料としてフロート製法でガラスを製造する循環製造プロセスを構築。
- 従来は廃棄・ダウンサイクルされていたカバーガラスを同等品質のガラス製品に戻す「水平リサイクル」を実現。
- 太陽光パネルの廃棄量増加に備えた廃棄物処理インフラの構築という社会課題に対応。
得られた結果
- 実証実験で水平リサイクルの技術的可能性を実証。
- カバーガラスのダウンサイクル・廃棄を回避し、高付加価値材料として循環させることに成功。
- 日本国内での太陽光パネル大量廃棄時代に向けたリサイクルインフラの先行整備。
他社が参考にすべき点
- 素材分離企業(徳山)と製造企業(日本板硝子)の役割分担型連携が水平リサイクルのカギ。
- 太陽光パネルを大量保有・処分予定の電力会社・産業用設置事業者は、このような水平リサイクルルートの確保を廃棄計画に組み込む必要がある。
- ガラス製造業以外でも、素材ごとの「水平リサイクルパートナー」を探すアプローチが他素材へ応用可能。