実装のポイント
大成建設がAGCと共同で、建物改修時に取り外した窓ガラスを廃棄せず同一建物の改修後窓材として再利用する「水平リサイクル」を実現した。従来は廃棄や低品質用途へのダウンサイクルが主流だったが、AGCの既存リサイクルシステムと大成建設の調達手法を組み合わせることで、同品質のガラスとして循環させることに成功した。
具体的な手順
- 回収工程: 建物改修工事で取り外した窓ガラスを種類・品質別に選別・回収
- AGCのリサイクルシステムへの投入: 回収ガラスをAGCの既存ガラスリサイクル工程に投入
- 再生ガラスの品質検証: 新品と同等の性能(断熱・強度)を持つ窓材として製造
- 同一建物への再設置: 改修後の同一建物(本社ビル4〜9階)に再生ガラスを設置
- スケールアップ: 初期実装後、2026年3月に5〜6階で追加80トンバッチを実施
対象建物: 9階建てSRC構造ビル、使用ガラス約5.7トン(初期)→80トン(追加バッチ)
得られた結果
- CO2削減量: 初期フェーズで3.4トン削減
- 拡張サイクル全体: 6.8トンのCO2排出抑制
- 廃棄物削減: 廃ガラスのランドフィル廃棄ゼロ化
- スケーラビリティ: 同一方法論で80トンバッチへの拡張を実証