概要

本論文は、インバータベースリソース(IBR)が多機械系統に接続される場合の部分同期振動(SSO)を分析するための一般化された動的フェーザ(DP)フレームワークを提案しています。グリッドフォローイング型IBR(GFL IBR)が引き起こす振動現象を、バランス・アンバランス条件下の両方で捉えることができます。このフレームワークの線形化と時間不変性により、固有値分解が可能となり、SSOモードの根本原因分析と制御器設計に強力なツールが提供されます。

ポイント

  • フレームワークの特性: 提案されたDPフレームワークは、GFL IBRを各々のdq座標系DPで、同期発電機(SG)と動的送電網をpnz座標系DPで表現し、統一的な分析を実現

  • SSO現象の解析: グリッドフォローイング型IBRが引き起こす部分同期振動の特性を線形化モデルにより詳細に分析可能

  • 制御設計への応用: 固有値分解により各振動モードの減衰特性を評価でき、ダンピングコントローラの設計に活用可能

  • データセンター負荷への対応: SSO励起メカニズムをデータセンター負荷の存在下で分析可能な汎用性

  • 検証方法: IEEE二領域ベンチマークシステムを改良し、EMTDC/PSCADシミュレーションにより提案フレームワークを検証

出典

A Dynamic Phasor Framework for Analysis of IBR-Induced SSOs in Multi-Machine Systems

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