gxceed
EDINET API / XBRL / disclosure infrastructure

EDINET APIとは?料金・取得できるデータ・XBRL解析の注意点

EDINET APIは、金融庁のEDINETに提出された開示書類をプログラムから取得するための公式APIです。 gxceedでは、公式一次データを出発点に、企業開示・気候開示・GHG関連情報を検証可能なエビデンスとして扱います。

結論

EDINET APIは、有価証券報告書などの提出書類一覧を日付単位で確認し、必要な書類をdocIDで取得するためのAPIです。 公式APIの価値は一次データにあります。一方で、実務利用ではXBRL ZIPの展開、CSVの文字コード、タグ名寄せ、 contextRefや期間・単位の判定、訂正報告書の扱い、レート制限への配慮が必要です。

「料金」は、公式APIそのものの利用料だけでなく、名寄せ・抽出・監査ログ・再実行可能性を維持する運用コストとして考えるべきです。 gxceedは公式APIの代替ではなく、公式一次データを研究・開示エビデンスとして再利用しやすくする観測レイヤーです。

公式一次情報

EDINET APIについて判断するときは、まず金融庁・EDINETの一次資料を確認します。

EDINET API関連資料

API仕様書 v2、様式コードリスト、提出書類一覧の出力例、EDINETコード集約一覧への入口です。

EDINET API仕様書 v2

書類一覧API、書類取得API、APIキー、エンドポイント、レスポンス、ステータスコードの仕様です。

EDINET利用規約

API利用時の提供条件、スクレイピング禁止、大量アクセス禁止、API停止可能性などが定められています。

公式EDINET APIと二次加工レイヤーの違い

観点公式EDINET APIgxceedの開示エビデンス層
一次性EDINETに提出された開示書類を取得する公式API。公式書類・企業PDF・抽出ログを出典として保持する観測レイヤー。
取得単位日付別の提出書類一覧と、docID別の書類取得。企業・年度・開示項目・証拠リンク単位で再利用しやすく整理。
解析負担XBRL/CSVの展開、タグ判定、contextRef解釈は利用者側で実装。抽出済み値、信頼度、出典PDF、未抽出の扱いを明示。
使いどころ原本取得、公式書類の網羅的な収集、監査可能な再取得。研究、比較、仮説探索、気候開示・GHG開示のエビデンス確認。

取得の基本フロー

  1. 書類一覧APIで、対象日の提出書類一覧またはメタデータを取得する。
  2. 提出者EDINETコード、書類種別、docID、CSV有無などを確認する。
  3. 書類取得APIで、docIDを指定してXBRL ZIP、PDF、CSVなど必要な形式を取得する。
  4. XBRLまたはCSVを展開し、タグ・contextRef・単位・期間を判定する。
  5. 訂正報告書、連結/個別、会計基準差、未提出・非対象項目を監査可能な形で記録する。
# 書類一覧 API
GET https://api.edinet-fsa.go.jp/api/v2/documents.json
  ?date=YYYY-MM-DD
  &type=2
  &Subscription-Key=YOUR_API_KEY

# 書類取得 API
GET https://api.edinet-fsa.go.jp/api/v2/documents/{docID}
  ?type=1
  &Subscription-Key=YOUR_API_KEY

XBRL解析で詰まりやすい点

contextRef

同じタグでも、連結/個別、期間、時点、セグメントが異なります。値だけを拾うと誤読します。

単位と桁

円、千円、トン、t-CO2eなど、単位とdecimalsを分けて確認する必要があります。

訂正報告書

提出済み書類が訂正される場合があります。docID単位だけでなく、訂正関係を追跡します。

CSV変換

CSVは便利ですが、文字コード、タブ区切り、出力対象の有無を処理側で吸収します。

CORS

公式仕様ではクロスドメイン通信を許可しないため、ブラウザ直叩き前提の設計は避けます。

大量アクセス

429や停止リスクを前提に、差分取得、バックオフ、キャッシュ、再実行ログを設計します。

gxceedでの位置づけ

gxceedは、EDINETや企業公開レポートから得られる開示情報を、企業評価・投資助言・保証意見としてではなく、 研究と検証のためのエビデンスとして扱います。数値やタグは、可能な限り出典PDF、抽出信頼度、取得時点、 再処理可能なパイプラインと結びつけます。

開示エビデンスを見るgxceed Data API方法論

FAQ

EDINET APIは何に使えますか?

日付ごとの提出書類一覧を取得し、docIDを指定して有価証券報告書などの提出書類を取得する用途に使えます。XBRLやCSVを解析すれば、企業開示データの再利用が可能になります。

EDINET APIの料金はどう考えるべきですか?

公式APIは有料SaaSの料金ページのような形ではなく、APIキーを用いて利用する公的APIです。実務上の費用は、XBRL解析、名寄せ、差分取得、監査ログ、レート制限対応、継続運用の開発・保守コストとして発生します。

EDINET APIだけでGHG排出量をすぐ比較できますか?

原本取得はできますが、比較にはタグ抽出、contextRef判定、単位変換、対象範囲、年度、訂正報告書、企業ごとの表記差を処理する必要があります。

gxceedはEDINETの公式サービスですか?

いいえ。gxceedは独立した研究・開示エビデンス観測プロジェクトです。金融庁やEDINETを代表するものではありません。