実装のポイント
岡山発の環境ベンチャー「次の灯」は、ディーゼル車の排気ガス後処理装置であるDPF(微粒子捕集フィルタ)およびSCR(選択的触媒還元)触媒を、廃棄・新品購入するのではなく「洗浄・再生処理」して再使用する「リサイクルバイヤーモデル」を確立。2026年4月に名古屋拠点を正式稼働させ、中部地区への展開を本格化した。
具体的な手順
- 使用済み触媒の買い取り: 全国5,000社超の整備工場・修理業者から使用済みDPF・SCR触媒を直接買い取り
- 岡山工場での再生処理: 収集した触媒を岡山工場に集約し、洗浄・再生処理(目詰まり除去・触媒機能回復)を実施
- 品質検査と再販: 再生処理後に性能検査を行い、「リビルト品」として整備工場・修理業者に再販
- 希少金属の回収: 再生できない触媒からは白金・パラジウム等のレアメタルを回収し、素材として有効活用
- 拠点展開による物流効率化: 名古屋拠点(受注・出荷)と岡山工場(製造・再生)を分離し、中部地区の納期を短縮
得られた結果
- 累計CO2削減量:1,783トン(2025年7月時点)
- コスト削減:新品比30〜40%安で整備工場に再販
- 売上規模:7期で約14.5倍(8,000万円→11.3億円)
- 買い取り継続率73.67%、販売継続率55.20%という高いリピート率
- 全国5,000社超のネットワーク形成