実装のポイント

日本の再エネ業界では、2026年度のトップランナー制度変更の影響で高圧受電設備(キュービクル)の納期が大幅に長期化し、再エネプロジェクトの竣工遅延が深刻化している。EMソリューションズとNeat Engineeringは2026年3月10日に業務提携を締結し、ベトナムのトランスメーカーから調達した変圧器を活用した国内供給体制を構築することでこの問題に対処した。

具体的な手順

  1. 調達先の確立: Neat Engineeringがベトナムのトランスメーカーとのサプライチェーンを構築・維持
  2. 規格適合確認: 変圧器はIEC60076-1(変圧器規格)、低圧盤はIEC61439-2(低圧盤規格)の国際規格適合品を選定
  3. 適用範囲の設定: 300kVAから2600kVAクラスの設備に対応(再エネ発電所の一般的な容量帯をカバー)
  4. 役割分担: Neat Engineeringが調達・輸入を担当し、EMソリューションズがエンジニアリング設計と国内販売を担当
  5. 品質確認: 国内での導入実績を複数件確認してから本格展開

得られた結果

海外トランスの活用により、国内メーカーの長納期問題を回避しながら品質を維持した短納期供給が実現可能になった。EPC(設計・調達・施工)事業者は国産キュービクルの待ち期間に縛られることなく再エネ施工スケジュールを維持できる。国際規格(IEC)への適合により、品質面での懸念も解消されている。