やったこと
エディオンは2026年5月13日、広島県福山市に「PVリサイクル工場」を新設・稼働開始した。販売から回収・再資源化まで自社グループ内で完結させる垂直統合型のリサイクル体制を構築した。
具体的な手順・工夫
- 専用ライン設計: ガラス・アルミフレーム・セルシートを高精度で分離・回収する専用ラインを導入
- 破損パネル対応: ハンマー破砕→光学選別の2段階工程で、損傷品も素材ごとに分離回収可能にした
- 処理能力: 1日8時間操業で約240枚(1枚あたり約2分)の処理を実現
- ガラス回収: 不純物混入を抑えた形で回収し、ガラス原料として再利用
- アルミ回収: 機械分離で回収し、建材などアルミ製品の原料として再利用
- 計画期間: 2022年から回収・再資源化の検討を開始し、約4年で工場稼働まで到達
得られた結果
- グループ販売→回収→再資源化のクローズドループを構築
- 2035年までに年間約4万枚・約800トンのリサイクルを目標に設定
- 2027年前後に寿命を迎える初期販売品(2007年〜)の受け入れ体制が完成
他社が参考にすべき点
- 家電量販店が「売って終わり」からリサイクルまで自社完結する先行事例
- 光学選別を組み合わせることで破損パネルも分別処理できる点は製造・施工業者が参考にできる
- 2035年を目標に段階的な処理能力引き上げを計画することで、初期投資を抑えつつスケールアップできる設計
- 中規模事業者でも「販売実績 × 製品寿命」から将来の回収量を予測し、専用設備投資の事業計画を立てられる