やったこと

中部電力グループと丸紅新電力が、FIT(固定価格買取制度)に依存しない「非FITモデル」で全国約400カ所に小規模太陽光発電所を新設するプロジェクトを推進。企業向けのオフサイトPPA(電力購買契約)サービスとして電力を供給する仕組みだ。2027年度の完成を予定している。

具体的な手順・工夫

  • 事業スキームの設計: 発電事業者(中部電力・丸紅新電力)が発電所を建設・運営し、企業需要家とオフサイトPPA契約を締結。需要家は初期投資なしに再エネを調達できる
  • 立地の分散: 単一の大規模発電所ではなく400カ所に分散配置することで、特定地域の系統容量制約を回避しながら開発規模を確保
  • 規模と目標: 太陽光パネル出力ベース約40MW(発電容量約20MW)、年間発電量約4,280万kWh、CO2削減量年間約1万8,000トン
  • 役割分担の明確化: 発電側(建設・運営)と電力管理側(新電力・需要家とのマッチング)を分離し、専門性を活かした体制を構築

得られた結果

2027年度に全400カ所の完成を見込んでおり、年間4,280万kWh・CO2削減1万8,000トンの達成を目標に設定。非FITモデルのため補助金依存なしに収益を確保し、Scope 2削減を求める企業のニーズに応える仕組みを整えた。

他社が参考にすべき点

  • 非FIT・オフサイトPPAモデルは、大型案件が難しい企業でも複数施設のCO2をまとめて削減できる手段として有効
  • 400カ所の小規模分散型は単体で系統接続が困難な土地も活用できる点が新しい
  • CO2削減量を「年間1万8,000トン」と数値化して提示することで、需要家企業のSBT・CDP対応報告に使いやすい形にしている