実装のポイント
国の「業務用建築物の脱炭素改修加速化事業(脱炭素ビルリノベ2026)」は、既存業務用建築物の省エネ改修に対して設備費・工事費・設計費の1/2〜1/3を補助する制度だ。総予算95億円(令和10年度まで)・1事業あたり上限10億円・下限200万円。2026年6月〜11月30日が公募期間で、jGrantsシステムで申請する。
具体的な手順
Step 1:補助要件の確認 改修後に以下の性能基準を全て達成することが必要:
- 外皮性能BPI(Building Permeance Index)が1.0以下
- 一次エネルギー消費量の削減率:
- 事務所・学校等:基準比40%以上削減
- ホテル・病院・百貨店・飲食店:30%以上削減
- BEMS等によるエネルギー管理の実施
Step 2:対象設備の選定 補助対象となる設備:断熱窓、断熱材、業務用エアコン、LED照明、業務用給湯器、BEMS、外部高効率熱源機器(特定要件あり)
Step 3:ZEBプランナーへの相談 申請前にZEBプランナーからの専門アドバイスを推奨。エネルギー計算とBPI算定が必要なため専門家関与が実質必須。
Step 4:jGrantsで交付申請
- GビズIDプライムの事前取得が必須
- 交付決定後に契約・発注が可能(決定前の発注は補助対象外)
- 「よくある不備」の公式チェックリストを事前確認
Step 5:中間検査 → 実績報告 → エネルギーデータ報告 事業完了後にエネルギーデータをまとめた報告書の提出が義務付けられる。
得られた結果
事務所ビルで40%エネルギー削減を達成するケースでは、高効率エアコン・断熱窓・BEMS一式の工事費の1/2が補助対象となる。税務上は圧縮記帳等の特例も適用可能。公募期間2026年11月30日(jGrants・23:59締切)。
注意点:交付決定前に工事発注すると補助対象外になるため、必ず「交付決定→契約→工事」の順序を守ること。