やったこと

富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムホールディングス子会社)と帝人は2026年7月23日、複合機の外装カバーに使用するプラスチックを水平リサイクル(同一用途への再利用)するシステムを確立した。

具体的な手順・工夫

市場から回収した使用済み複合機の外装カバー材料を回収→再生プラスチックに加工→新型複合機の外装カバーとして再利用する閉ループ型のサプライチェーンを構築。技術的なポイントは「異物混入による品質劣化を防いだ上で、外装部品として求められる品質水準を維持する」こと。再生プラスチックの配合比率は80%を達成しており、バージン(新規)プラスチックの使用を大幅に抑制している。

得られた結果

再生材料比率80%の外装部品を製品化。天然資源の採掘・精製から発生するCO2排出を削減するとともに、原材料の調達リスク低減にも寄与する。資源供給不安定化・原材料価格上昇への対応策としても有効であることを確認。

他社が参考にすべき点

OA機器・IT機器メーカーが製品回収インフラを活用して「水平リサイクル」へ移行するモデル。帝人との協業により素材メーカーの再生技術と機器メーカーの回収ネットワークを組み合わせている。中堅規模の製造業でも、素材メーカーとの協業により単独では難しい高品質リサイクルが実現できることを示す。