やったこと
ウォルマートは2026年8月12日にFY2026 ESGレポートを公表。Scope1・2のGHG排出量を前年比7.5%削減し、2016年度比で24.6%の削減を達成したことを報告した。
具体的な手順・工夫
- 再エネ調達の拡大: 世界の電力需要の53.3%を再エネで賄う水準に達し、当初の2025年目標を前倒しで達成。
- 排出量集約度の管理: 事業規模当たりの排出量(排出原単位)を前年比11.6%・2016年比53%以上削減し、成長しながら絶対量も削減する体制を構築。
- サプライチェーン管理: 南米産牛肉97.3%で森林破壊ゼロを確認済みサプライヤーから調達。自社ブランドコーヒーの99.9%を持続可能認証品に切り替え。
- 従業員スキルアップ: 2021年度から10億ドル規模の研修投資を2026年度に完了し、高需要職種向けに10万人を育成。「社員→技術者」キャリア支援プログラムも開始。
得られた結果
Scope1・2排出量の前年比7.5%削減(2016年比24.6%削減)・再エネ比率53.3%という具体的な数値成果。事業成長との両立(原単位53%削減)も示した。
他社が参考にすべき点
大規模小売業の脱炭素アプローチとして、絶対量削減と排出原単位削減を同時に報告する手法は投資家への説明に有効。サプライチェーン(Scope3)の管理では「デフォレスト・フリー」の確認率を数値で示す方法が具体的で参考になる。