やったこと
大日本印刷(DNP)・BIPROGY・大栄環境・資源循環システムズ・三重中央開発・八木熊・大和ハウス工業が連携し、建設現場から排出される廃プラスチックをAI分別→再資源化→高付加価値製品化するサーキュラーエコノミーモデルを構築。環境省「令和8年度プラスチック資源循環先進的社会実装モデル形成支援事業」に採択された。
具体的な手順・工夫
役割分担型の多主体連携:
- 資源循環システムズ:プロジェクト全体統括・事業設計
- 大栄環境:再資源化工程の設計と事業性検討
- DNP:LCA(ライフサイクルアセスメント)による環境価値の定量評価
- BIPROGY:AI分別支援システム・データ可視化・トレーサビリティ
- 三重中央開発:廃プラの回収・再資源化・高付加価値製品開発
- 八木熊:複合材料化と実用材開発
- 大和ハウス工業:建設現場の実証フィールド提供・再生材製品評価
AI活用の中核プロセス: BIPROGYがAI分別支援システムを構築。建設現場の廃プラは「複合材料・汚染あり・素材混在」で手作業分別が困難だが、AIによる画像認識・素材判別を導入することで分別精度を向上。データのトレーサビリティも確保。
LCAによる環境価値の見える化: DNPがLCAを実施し、従来の廃棄(埋立・単純焼却)との比較でCO2削減量・資源節約量を定量化。投資家・発注者への説明根拠として活用。
得られた結果
現時点では実証段階のため定量的な削減効果は未発表だが、大和ハウスの実際の建設現場でのパイロット実証により、建設業界全体への横展開モデルとして設計されている。
他社が参考にすべき点
建設業・不動産デベロッパーが廃プラ削減を推進する際、「現場提供+評価協力」という形で多主体連携に参加する手法が有効。廃棄物処理業・IT企業・素材メーカーとの役割分担型コンソーシアムで、環境省補助事業の採択を取りやすくなる。
