実装のポイント
米国Cardinal Glass Industriesがワシントン州Winlock工場に導入するCO2回収設備は、フロートガラス製造プロセスを対象とした世界初のシステム。ガラス業界は製造温度が高温で排ガス処理が困難とされてきたが、本設備でその壁を突破する先行事例となる。
具体的な手順
現時点で公開されている実装情報:
- 回収対象:Winlock工場のフロートガラス製造工程排ガス
- 回収規模:年間約130,000トンのCO2
- 最大回収率:95%(設計目標)
- 稼働開始:2029年第1四半期予定
- 設置場所:ワシントン州Winlock工場
フロートガラス製造のCO2発生源は主に燃焼炉(天然ガス燃焼+原料のソーダ灰から発生するCO2)。排ガス中のCO2濃度と温度特性に合わせた回収技術が選定されている。
得られた結果
2029年稼働後に予定される成果(計画値):
- 年間130,000 tCO2の回収(米国のガラス製造工場単体としては最大規模)
- 最大95%回収率により製造工程のほぼ全排出量をカバー
- ガラス・セラミック等の重工業製造プロセスへのCCS適用可能性を業界初事例として証明
- 実運用データは世界のガラス業界のCCS展開計画の参考指標となる予定
