実装のポイント

ホンダ・鹿ノ目・三菱地所・清水建設・東京都の5者が連携し、東京駅前Torch Tower建設現場で「交換式バッテリー(Mobile Power Pack)」を建設機材・照明設備に適用する実証を2026年8月に開始した。バイク向けに規格化されたバッテリーを建設用途に転用することで、電源ケーブル配線が困難な建設現場でもゼロエミッション化を実現するモデル。

具体的な手順

  1. バッテリーステーション設置:充電済みMobile Power Packを現場内に設置(充電は既存電源で夜間等に実施)
  2. 機器への搭載:自走台車・投光器(フラッドライト)にアダプターで接続
  3. 交換式運用:放電したバッテリーを充電済みと現場で即時交換(機器の稼働停止最小化)
  4. 排出量・騒音・熱の計測:CO2排出削減量・騒音レベル・熱排出量の3指標を実測データで記録
  5. 実証期間:2026年8月〜2027年3月末(約8ヶ月)

建設現場固有の課題「電動建機への充電ケーブル引き回しが困難」を、交換式バッテリーで解消する点が技術的ポイント。

得られた結果

  • Torch Towerという大規模建設現場で、交換式バッテリーを工事機材に系統的適用する国内初事例
  • CO2排出削減・騒音低減・熱排出低減の3指標を2027年3月まで実測
  • 建機レンタル会社(鹿ノ目)を介することで、建設会社がバッテリー設備投資なしに電動化できるビジネスモデルを検証
  • 2027年3月の実証終了後、商用展開に向けたデータを整備予定