やったこと
三井住友銀行のBusiness Naviが解説するカーボンクレジット創出の実務ガイド。企業が自社のGHG削減活動をJ-クレジットとして発行・取引するための7段階プロセスをまとめている。
具体的な手順・工夫
ステップ1: 目標設定
いつまでにどれだけ削減するかを具体的なゴールとして設定する。
ステップ2: 現状評価
事業活動ごとのGHG排出量を測定し、削減可能な部分を特定する。
ステップ3: 対象業務の選定
J-クレジット公式サイトの事例集から自社に適用可能なプロジェクトを選定する。
ステップ4: パートナーの選定
CO2削減量算定やクレジット化を支援するコンサルタントや専門機関と連携する。
ステップ5: 認証取得
プロジェクト計画書の作成・登録申請 → 現地審査 → J-クレジット制度認証委員会の承認 → 登録。
ステップ6: 実施とモニタリング
プロジェクト実施後、定期的にモニタリング報告書を作成・検証し、クレジットを認証・発行してもらう。
ステップ7: 取引
発行されたクレジットをJ-クレジット市場またはマッチングコーナーで売却する。削減しきれない排出量を持つ企業は購入してオフセットできる。
認証制度の種類
- J-クレジット(環境省・経産省・農水省運営): 公的報告に使える
- ボランタリーカーボンクレジット(Verra, Gold Standardなど): 民間自主制度
- Jブルークレジット(JBE運営): 海洋生態系のブルーカーボン特化
得られた結果
J-クレジットの活用により、企業は余剰削減量を売却して収益を得るか、不足分を購入してオフセットできる。地方版J-クレジットを通じた地域貢献も可能。
他社が参考にすべき点
- カーボンクレジットは「削減しきれない場合の最終手段」として設計されており、まず自社努力での削減が前提
- キャップ&トレードとベースライン&クレジットの2制度の違いを理解してから自社に適した制度を選ぶ
- パートナー選定(ステップ4)を早めに行うと申請プロセスが大幅に効率化される
