やったこと
工場の省エネ対策として代表的な4手法(再生可能エネルギー導入・照明/空調のLED省エネ化・ボイラー排熱の再利用・電力消費の可視化)を体系的に整理。光洋精機、コーセル、資生堂、トヨタ、オムロンの国内事例を分析。
具体的な手順・工夫
1. 再生可能エネルギーの導入
- 工場屋上への太陽光発電システム設置で自家発電比率を向上
- 化石燃料への依存低減とエネルギー供給の安定化を同時実現
2. 照明・空調の省エネ化
- 古い照明をLEDへ交換、空調を最新省エネタイプへ更新
- まず省エネルギーセンターの「省エネ最適化診断」を受け、優先交換機器を特定
- エアコン設定温度の統一など小さな行動も積み重ねる
3. ボイラー排熱のコージェネレーション再利用
- 稼働時に発生する廃熱をコージェネレーションシステムで回収
- 給湯・暖房に再利用し、従来廃棄していたエネルギーを有効活用
4. 電力消費量の可視化(オムロン i-BELT)
- 生産にかかる消費エネルギーをリアルタイム可視化
- 部門・ライン別の把握で過剰消費箇所の早期発見が可能
得られた結果
- 資生堂:省エネ設備更新+データ活用型生産方法確立でエネルギー効率を改善
- トヨタ自動車:「工場CO2ゼロチャレンジ」として複合的施策を展開
- コーセル:空調フィルタ清掃+LED化のコスト低い施策から着手し成果
他社が参考にすべき点
機器更新は導入コストがかかるが、省エネ投資促進・需要構造転換支援事業費補助金や東京都の中小規模ゼロエミッションビル化支援事業など補助金を活用することで初期投資を抑制できる。まず診断から始め、投資対効果の大きい設備から順次対応するアプローチが効果的。
