やったこと
NTTアノードエナジー・JERA Cross・NTTドコモの3社は、2026年10月1日から西日本エリアの「複数の太陽光発電所+1カ所の系統用蓄電所+複数のNTTドコモ通信ビル」を対象に、EnergyTag Standard準拠のHourly Matching実証を開始した。国内での本格的なHourly Matching実装の先行事例として注目される。
具体的な手順・工夫
構成要素:
- 西日本の複数太陽光発電所(発電側)
- 系統用蓄電所(太陽光余剰電力を充電し、需要ピーク時に放電)
- NTTドコモ通信ビル複数拠点(需要側)
認証・計測体制:
- JERA Crossが提携するGranular Energy(EnergyTag認定発行機関)のプラットフォームを活用
- 発電量・消費量を1時間単位で記録・照合
- カーボンフリー電力供給率と電気料金の関係を実績データで定量分析
意義:従来の再エネ調達(年間ベースのグリーン電力証書等)では、実際には夜間や曇天時の電力がカーボンフリーにならない問題がある。Hourly Matchingはこの「時間的ミスマッチ」を解消し、信頼性の高い脱炭素電力調達の証明を可能にする。
得られた結果
実証開始直後のため最終結果は未確定だが、蓄電池を組み合わせることで昼間の余剰太陽光を夜間需要に回し、24時間を通じたカーボンフリー電力供給率の向上が見込まれる。
他社が参考にすべき点
データセンター・通信基地局・工場など連続稼働する需要拠点を持つ企業にとって実践的なモデル。国際的なグリーン電力基準(EnergyTag)への準拠により、海外親会社や国際顧客への証明力も高い。
