やったこと

リョーサン菱洋株式会社(電子部品商社)と船井総合研究所が共催した工場省エネウェビナー(2026年7月、参加無料)で、工場内9分野の省エネ実践事例と補助金活用ポイントを公開した。エネルギーコスト高騰・GX規制強化を受け、「他社がどれくらい削減できたか」を具体的に示すことを目的としたセミナー。

具体的な手順・工夫

対象設備カテゴリと主な成功事例の方向性:

  1. 空調・冷凍・冷蔵設備: インバーター制御導入で消費電力20〜30%削減が一般的な目安。
  2. コンプレッサ: 使用圧力の適正化(0.1MPa下げると約7%削減)、エア漏れ点検。
  3. ボイラ: 廃熱回収、燃焼効率の自動最適化制御の導入。
  4. 電気炉・ガス炉・熱源装置: 断熱強化・熱回収装置の追加。
  5. 各種加工機: 待機電力カット・加工パラメータ最適化。
  6. 油圧機器: 電動サーボ化で50〜80%削減例あり。
  7. 排水・汚泥処理設備: 曝気量の自動制御。
  8. 給水・循環水設備: ポンプのインバーター化。
  9. その他: FEMS(工場エネルギー管理システム)による可視化と優先順位付け。

政策動向:高市政権下の省エネ・GX政策を踏まえ、補助金の採択傾向と来年度を見据えた申請タイミングを解説。

得られた結果

参加企業からの反響として「自社設備のどこに手をつければよいか優先順位が明確になった」という評価が多数。ウェビナー終了後もハイライトレポートを公開し、実務担当者が資料として活用できる形を維持。

他社が参考にすべき点

製造業(中堅〜大企業)の工場エネルギー担当者には「設備別×他社の削減率」という見せ方が刺さりやすい。先行着手順は①コンプレッサのエア漏れ点検(初期投資ほぼゼロ)→②空調インバーター化(投資回収3〜5年)→③油圧電動サーボ化(投資大・削減率大)の順が費用対効果で効率的。補助金を組み合わせると回収期間が半分以下になるケースも多い。