やったこと
JR東海・JR西日本・JR九州が提供する「GreenEX」サービスを活用し、企業の新幹線出張に伴うCO2排出量(Scope3 カテゴリー6)を実質ゼロにした。JR各社がエクスプレス予約法人会員の利用分に相当する再生可能エネルギー由来電力を調達・充当することで環境価値を付与する仕組みで、既存の出張フローを変えずに脱炭素化が可能。
具体的な手順・工夫
- エクスプレス予約法人会員に申し込む(既存契約がある場合はGreenEXオプションを追加申請)
- 申請フォームを提出([email protected]に問い合わせ)
- システム変更・社内ワークフロー変更は不要 — 既存の出張管理に組み込まれる形で運用
- 月次でCO2削減量が可視化されGHG報告書の算定根拠として活用可能
対象路線:東海道・山陽・九州新幹線
得られた結果
- 東京〜大阪を年100往復した場合:CO2削減量 約830kg、追加コスト 約3,500円/年
- 大手小売企業の実例:6ヶ月で約25,000kgのCO2削減、追加費用は約90,000円(年換算180,000円)
- コスト・CO2削減比:約3.6円/kgと低コストでScope3 Cat.6をカバーできる
他社が参考にすべき点
- 出張費のかかる企業ほど対費用効果が高い。新幹線利用が多い製造業・商社・コンサルに特に有効
- 追加の会計処理や認証取得が不要で、中小企業でも導入ハードルが低い
- Scope3 Cat.6は多くの企業が未対応のまま残しがちな領域。GreenEXはSBT申請時の算定根拠としても利用可能
- CDP開示・TCFDレポートにGreenEX利用実績を記載することで、エンゲージメント評価の向上が期待できる