やったこと
三菱重工業(MHI)は2026年8月3日、GXソリューション企業のGreen AIとソリューションパートナーシップを締結し、産業分野の中堅・中小企業へのカーボンニュートラル支援を拡大すると発表した。
具体的な手順・工夫
2つのツール・方法論を組み合わせる:
- MAC曲線(限界削減費用曲線)の活用: MHIが社内実践で蓄積した手法。各削減措置の費用対効果を可視化し、経営層が意思決定しやすい形に変換する。
- Green AIのデータベース(約5,700措置): MHIの製品・技術と組み合わせて最適な削減措置を選定。省エネ・GHG削減システムとしての機能を活用。
2026年3月にはMHIが商工中金と提携し、サプライチェーン中流の中堅企業へ知見を配布する枠組みを先行して構築済み。
得られた結果
中堅・中小企業が「経済合理性と両立した措置の検討」と「具体的な削減ロードマップの策定」という2つの課題を同時に解決できる体制を整備。戦略→実行をつなぐ支援として機能する。
他社が参考にすべき点
GHG削減ロードマップ策定に悩む中堅・中小製造業は、MAC曲線を使った費用対効果の見える化が経営層の承認取得に有効。「削減量」だけでなく「削減コスト」を同時に示すことで、投資判断と脱炭素計画を一体化できる。コンサルと機器メーカーの組み合わせという支援モデルは、実行まで伴走する点で従来のコンサルのみよりも実効性が高い。