やったこと

MIXIは2026年3月期の気候変動関連情報について、アスエネヴェリタス株式会社から初の第三者保証を取得した。特筆すべきは、保証対象がGHG排出量(Scope1・2)だけでなく「ガバナンス」と「リスク管理」プロセスにも及んでいる点。国内IT・エンタメ企業での先進的な取り組みとして注目される。

具体的な手順・工夫

保証取得に至る経緯(段階的TCFD対応):

  1. 2022年6月:TCFD提言への賛同を表明
  2. 2022〜2026年:「ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標」の4要素を自社で開示
  3. 2026年:初の第三者保証取得で開示情報の信頼性向上

保証の対象範囲:

  • 対象期間:2025年4月〜2026年3月
  • 対象組織:MIXI本体+連結子会社(グループ全体)
  • 保証項目:ガバナンス・リスク管理プロセス・Scope1・Scope2排出量(マーケットベース・ロケーションベース両方)
  • 第三者機関:アスエネヴェリタス株式会社

「排出量だけでなくプロセスも保証」の意義: 単なる数値の検証ではなく、「その数値が生まれるガバナンス・管理プロセスが適切かどうか」まで保証範囲に含めることで、投資家・ステークホルダーに対する信頼性が大きく向上。

得られた結果

TCFD提言賛同から4年のプロセスを経て、数値と体制の両面を第三者が保証する状態を実現。エンタメ・IT業界での先行事例として、同業他社のベンチマークになると見られる。

他社が参考にすべき点

中規模企業でもTCFD賛同からスタートし、4年かけて第三者保証まで到達できる。アスエネヴェリタスのような専業保証機関を活用すれば、大手監査法人不要でScope1・2+ガバナンス保証が可能。