やったこと
大林組とAGC(旭硝子)が連携し、建物解体工事で発生する廃棄窓ガラスを建築用フロート板ガラスの原料の一部として再利用する水平リサイクルフローを構築した。解体現場由来の廃棄窓ガラスをフロート法による板ガラス製造に活用するのは国内初の取り組み。
具体的な手順・工夫
従来、解体工事で生じるガラスは混合廃棄物として扱われることが多く、高品質な板ガラスへの水平リサイクルは困難とされていた。今回の取り組みでは、解体現場での廃ガラス分別・回収プロセスを整備し、AGCの製造工程で受け入れ可能な品質・形状規格を設定。大林組側の解体管理プロセスとAGCの原料受入基準のすり合わせを経て、クローズドループ型のリサイクルフローを実現した。
得られた結果
建物解体由来の廃棄窓ガラスが同種の高品質製品(建築用フロート板ガラス)の原料として再生される、国内初の水平リサイクルフローが確立された。廃棄物の削減と資源循環の実現を同時に達成した。
他社が参考にすべき点
ゼネコンとガラス・資材メーカーが共同で「解体廃材→同種製品原料」の水平リサイクルを設計する際、品質規格と回収プロセスの標準化が鍵。解体工事での廃材分別精度が原料品質を左右するため、解体施工マニュアルへの組み込みが重要。建設業のサーキュラーエコノミー推進において、メーカーとのサプライチェーン協定型モデルが他材料(コンクリート・鉄鋼等)にも応用できる。
