やったこと
SBTiが2026年10月1日、Corporate Net-Zero Standard V2.0の検証受付に向けた実務資料を初公開した。提出フォームとデータ項目の暫定版が初めて明示され、企業が今から準備できる内容が具体化した。
具体的な手順・工夫
公開された5つのリソース
- Preliminary Submission Form(提出フォーム暫定版):提出時に必要な情報を事前確認できるチェックリスト
- Preliminary Data Points for the Target-Setting Tool:必要データの特定・収集に使えるリスト
- Validation Schedule(検証スケジュール)
- Validation Procedures(検証手順)
- 既存リソース1件の更新版
確定スケジュール
- 2027年2月1日:V2.0による検証予約受付開始
- 2027年2月1日〜2028年1月31日:移行期間(V1.3またはV2.0どちらでも可)
- 2028年2月以降:V2.0使用が必須(旧V1.3は廃止)
企業の準備ステップ
- 今すぐ「Preliminary Data Points」でGap分析(何のデータが不足しているか)を実施
- Scope 3の細分化データ収集体制を整備(V2.0ではより詳細な計上が求められる見通し)
- 2027年1月末を目標に申請書類を完成させる(受付開始直後の混雑回避)
得られた結果
これまで「目標策定ツール」は存在したが実際の提出データ項目が不明確だった。今回の暫定版公開により、何が必要かが初めて具体的に把握可能になった。最終版は2027年2月1日の受付前に公開予定。
他社が参考にすべき点
- 現在V1.3申請中・申請済みの企業も2028年以降の更新時にV2.0へ移行が必要
- Preliminary Submission Formは「暫定版」だが、社内データ収集態勢を今から整えるための実用文書として活用できる
- 中堅製造業・小売業はScope 3データ収集体制の構築に時間がかかるため、早期着手が特に重要
