やったこと

オムロン フィールドエンジニアリングが支援した国内企業(村田製作所・山一電機・株式会社三福・オムロン本体)の脱炭素取り組み事例を整理。大手電子部品メーカーから中堅・中小企業まで、太陽光発電・省エネ・再エネ電力調達という3本柱をどのように組み合わせて実施しているかを解説。

具体的な手順・工夫

企業が選択する主な脱炭素手法

  1. 自家消費型太陽光発電の導入:屋根・カーポートへの設置。オンサイトPPAモデルで初期費用ゼロも可能
  2. 省エネの推進:エネルギーマネジメントシステム(EMS)による見える化・工場・病院向け省エネ診断と設備更新
  3. 低炭素車の購入:社用車のEV・PHV化によるScope1削減
  4. 再エネ電力の購入:新電力会社への切り替え・非化石証書付き電力の調達
  5. トラッキング付き非化石証書を購入した電力会社を利用:電力会社の「再エネメニュー」を選択するだけで再エネ比率を向上
  6. カーボンオフセット:J-クレジット・Jブルークレジット等の購入によって残余排出量を相殺

中小企業が始めやすいステップ

  • まず「見える化」:電力・ガス使用量の月次記録とCO2換算(電力:0.433〜0.5kg-CO2/kWh目安)
  • 次に「再エネ電力切り替え」:既存設備のまま電力会社やプランを切り替えるだけ(初期費用ゼロ)
  • 余裕があれば「太陽光発電設備の設置」:オンサイトPPAなら自己資金不要

得られた結果

村田製作所・山一電機・三福といった事例企業では、上記手法の組み合わせで電力由来のScope2削減を中心に着実に進捗。政府の「2050カーボンニュートラル宣言」「グリーン成長戦略」を背景に、国内製造業全体で脱炭素経営の具体化が加速している。

他社が参考にすべき点

製造業(特に中小〜中堅規模)は「自分たちに何ができるか」がわかりにくい点が課題。最初のステップとして①電力使用量の把握(電力会社の請求書で月次確認)→②再エネ電力メニューへの切り替え検討(追加費用ほぼゼロ)を行うことで、Scope2削減の着手が可能。屋根面積がある事業者はオンサイト太陽光PPA(資金不要)と組み合わせると効果的。