実装のポイント

住友金属鉱山が愛媛県の東予工場・ニッケル工場に建設した電池リサイクルプラントが2026年9月11日に竣工式を迎え、商業運転を開始した。処理能力は年約1万トン(電池セル換算)で、国内初の商業規模となる。使用済み車載用電池からニッケル・コバルト・リチウム・銅を回収し、一次採掘によらない循環型供給を実現する。

具体的な手順・プロセス

回収対象素材と処理能力

  • 対象入力原料:使用済み車載用電池等(リチウムイオン電池)
  • 年間処理能力:約1万トン(電池セル換算)
  • 回収素材:ニッケル・コバルト・リチウム・銅(4種のレアメタル・ベースメタル)

製錬技術の活用 住友金属鉱山が長年蓄積してきた非鉄金属製錬技術を応用し、電池材料の成分組成に対応した湿式製錬プロセスでレアメタルを高純度で回収する。

得られた結果

国内初の商業規模での電池リサイクルが本格稼働。EV普及に伴い急増する使用済み車載電池の国内処理インフラとして機能する。一次採掘と比較した場合のGHGフットプリント削減効果が期待される他、重要鉱物の安定調達リスクの低減にも貢献する。